Brilliant Audio Laboratory
JR1BAL
受託設計・技術相談・修理引き受け...
ブリリアント・オーディオ・ラボラトリー
アマチュア無線 オーディオの修理 無線機の修理 回路設計 新スプリアス対応
Email : takashi.shiga@jcom.home.ne.jp
or jr1bal@jarl.com
cell phone : 070-5553-6635 or smart phone : 080-3366-6635
IC-9700用にGPSユニットを製作しました。
使用したGPSユニットは、秋月電子で購入したGNSS受信機キットです。
(2023.6月購入、2,700円でした。)
このキットは、外部のGPSアンテナとGNSS受信モジュールが同梱されており、ほんの数か所半田付するだけで使用できます。
IC-9700に接続するためには、正式には受信モジュールの送受信信号をRS232に変換する必要がります。
そこで、まずRS232用IC ADM3202を使用して、接続してみました。
ADM3202は3.3V仕様ですが、絶対最大定格6Vなので、モジュールの電源と同じ5Vで動作させましたが、全く問題なく動きました。
GPSアンテナ、ACアダプタ、IC-9700との接続ケーブルをまとめてみました。
ところで、JA4JOE氏のホームページでIC-9700のデータ端子はMAX3221が使われているという情報が有りました。
このICの仕様書を確認すると、工夫次第ではTTLレベルで接続してもうまく動きそうです。
ポイントは、受信データをTTLが壊れないように3.3Vにクランプしてやる事です。
具体的には、受信ラインに直列に1KΩを挿入し、TTL側でSBDダイオードでアースと3.3Vラインにそれぞれクランプしました。
実際に動作させたところ、うまく動いてくれませんでした。
理由は、送信データを反転させる必要が有った為でした。
そこで、モジュール内に送信バッファとして74HC74が配置されているので、このバッファ段の途中から信号を取り出しました。
結果、問題なく動作することが確認できました。
非常にシンプルに組み上げることが出来ました。
受信ユニットの右側の基板は、RS232CのICが載せられるように大き目にしましたが、部品は電源の電解コンデンサのみが乗ってます。
クランプ用のSBダイオードはモジュール側に配置しました。
まあ、ケースに基板と受信モジュールを固定する為にも、この大きさが必要ではありました。
アンテナを外に設置したところ、たくさんの衛星がキャッチされてます。
モジュールに加えた変更点を下記に示します。